法人概要


「クリの家」の創設

「クリの家」は、さいたま市児童養護施設カルテットの処遇困難な児童を一時的に受け入れる場所として計画されました。

 当時、カルテットは特別養護老人ホームスマイルハウスを経営する社会福祉法人「浦和福祉会」が指定管理者でした。浦和福祉会と地域の有志の方々が協力して、九里記念館を借りて運営するNPO法人「スマイルの仲間たち」を設立しました。これが「クリの家」の誕生の経緯です。

 その後、入所児童の実態が、第一種社会福祉事業である児童養護施設の対象者と同様であり、永続的な事業経営の必要性もあってNPO法人から社会福祉法人への変更を決意しました。社会福祉法人の基本財産は、故九里總一郎の遺産一億円が充てられています。

 2022年 4月 1日 クリの家の運営がNPO法人から社会福祉法人に変更になりました。


九 里 記 念 館

「クリの家」が建てられた場所は、さいたま市にある「浦和大学」、「浦和実業学園中学・高等学校」を創設した故九里總一郎(クノリソウイチロウ、学校法人九里学園創業者)が、昭和21年に珠算・簿記・英語を指導する私塾を始めた、記念すべき場所です。

 ここには、創業を記念する品々が展示された「九里記念館」が併設されています。「クリの家」はこの九里の姓に因んで付けられました。九里学園は「実学に勤め徳を養う」を理念とし、実社会で役立つ知識を身につけ、徳を養う教育を実践し、新しい時代を切り拓く人材の育成をめざしています。この理念の下、「クリの家」の子どもたちもここで育ち、巣立って欲しいと願っています。


沿 革